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2020.06.04

2020年6月大阪オフィス開設!創業6年目のベンチャーが多拠点展開。スリーシェイク独自の成長シナリオとは【代表×責任者対談】

こんにちは!スリーシェイクです。

2020年6月、私たちは初の地方拠点となる大阪オフィスを開設しました。起案から2カ月間でオフィスの契約、現地メンバー2名のジョインが決定し、想定以上のスピード感で準備が進められています。

今回は当社代表・吉田拓真(よしだ・たくま)と、起案者でありマネージャーを務める手塚卓也(てづか・たくや)に、地方進出への狙いと展望について語ってもらいました。

各地で活躍するエンジニアの技術をスリーシェイクに集結させたかった

――社内で大阪オフィス開設が発表されたのは、確か2カ月ぐらい前でしたよね?そもそも手塚さんがこのプロジェクトを起案したきっかけは何だったんですか?

手塚:今年の年明けに学生時代の友人から「大阪のITシーンが今なかなか熱い!」という話を聞いたのが発端でした。僕は生まれも育ちも大阪、大学時代を京都で過ごした生粋の関西っ子。卒業後も、できればそのまま関西エリアに留まりたかったんですが、当時は心からジョインしたいと思うIT企業がまだ存在していなかった。

それで、わざわざ東京に移住して就職したという経緯があったので、大阪の変貌ぶりにすごく驚かされまして。と同時に、「スリーシェイクのような“エッジの効いたスタートアップ”が大阪進出するのは面白い選択かもしれない」という考えが頭をよぎり、すぐさま、吉田さんに相談したんです。

吉田:私自身、もともと「地方に拠点を構える」ことに関心があったので、手塚さんの提案には即断即決でした。第2創業フェーズ突入にあたり、ちょうど体制を整えた直後だったので、タイミングも非常に良かったですし。

各地に拠点を置きたかった理由は主に2つ。「自社サービスを東京以外にも広めていきたい」、そして「全国に散らばるエンジニアの力をスリーシェイクに集結させて、より大きな事業に取り組みたい」と考えていました。
「おおっ」とつい唸ってしまうような、ハイレベルな技術ブログを執筆しているエンジニアって、意外と地方在住者が多いんですよね。

――確かに、大阪のスターティングメンバーも経験豊富で技術力が高い方々だと聞いています。しかも、かなり早い段階で採用が決まりましたよね。

吉田:そうなんです。しかしこんなに早々と優秀なエンジニアを2名も採用できたのは、正直言って意外でした(笑)。募集記事はオフィス開設が決定してからすぐに出したのですが、実はトライアル的な意味合いが強くて。スリーシェイクの認知度は大阪ではまだほとんどありませんし、どんな反応なのかな、と。

でも蓋を開けてみたら予想外に多くの応募があり、見事メンバーも決まって。「SRE事業を基盤としながら、自社プロダクトも持っている」というスリーシェイクならではの強みに、多くのエンジニアが関心を持ってもらえたようです。

こうして順調にことが運び、開設時期も当初予定していた10月から6月にぐっと早めることができました。

東京本社を追従するサテライトオフィスではなく、大阪独自の路線を築く

――大阪オフィスの立ち上げは、SRE支援事業「Sreake(スリーク)」を担ってきた手塚さんがリード役になっています。スタート時はSreakeを主軸にセールス活動を行なうのでしょうか。

手塚:Sreakeだけでなく、データ連携プラットフォーム「Reckoner(レコナー)」の導入企業も増やしていきたいです。例えば、エンタープライズにはSreake、中小企業にはReckonerという風に、企業の規模や業種、ニーズに合わせたアプローチをしていけたらいいなと考えています。

オフィスを御堂筋のWeWorkに決めたのは、コミュニティづくりを大切にするシェアオフィスで、まずは他社とのつながりや協業の糸口を見つけたいと思ったからなんです。自社サービス、プロダクトを通じて、大阪でしか成し得ない仕事を積極的に創り出していきたいですね。

 吉田:そう。東京を追従するサテライトオフィス的な拠点ではなく、「大阪ならでは」を大切に、独自路線を築いてほしいです。

手塚さんをはじめとするメンバーたちがこれからどんな色を放っていくかによって、具体的な方向性を決めていきたいと思っていますが、例えば「東京はSRE事業が、大阪はセキュリティ事業が強い」というような個性を打ち出していきたい。
それでいて、各拠点の根底には、会社のミッション、ビジョン、フィロソフィーがしっかりと根付いている。そんなOneTeamを目指しています。

新会社を設立する気概で、ベンチャー企業“らしくない”挑戦を

――お2人の話を聞いていると、まるで「もう1つ新しい会社をつくる」ような気概が感じられます。

吉田:まさにそんな感じですね!ただ、6年前のスリーシェイク創業時と違うのは、すでにたくさんの仲間がいて、不安よりもワクワク感のほうが勝っていることです。

とはいえ、まだ成長過程にある私たちにとって、とてつもなく大きな挑戦だということも充分認識していて。

「ベンチャー企業は1つの拠点にすべてを集中させ、ベロシティを高めながら成長するべき」というのが今の風潮ですよね。でもその一方で、それを東京で実現させるには、コスト・人材確保の双方において、かなりハードルが高い取り組みです。

今回、相反する“本社と同等の機能を持つ拠点”を地方に持つことで、私たちがしっかりと成長できれば、会社としてさらに次のステップへと前進できるし、業界にもそれなりに強いインパクトを残せます。だからこのことを、身をもって証明したいんです。

手塚:すでに福岡オフィスの開設も視野に入れているので、この大阪オフィスは今後の多拠点展開を占う上でもキーポイントとなりますし、会社としても第2創業フェーズを乗り越えるための、重要なキーファクターになると考えています。

大きな壁を乗り越えた時、真の意味での多拠点展開が実現できる

――多拠点にすることで、今想定している課題があれば教えてください。

吉田:チャットやビデオ会議だけでは伝わらない“温度感”みたいなものは絶対にあるので、何らかのエラーは起きると思っています。
実際に問題が発生した時、その場その場に応じた具体策を見出し、1つひとつ丁寧に解決していきたい。そうして無事に大きな壁を乗り越えた時、真の意味で多拠点展開が実現できる。そんな覚悟でいますね。

手塚:うちの会社でも数カ月前からリモートワークを本格導入しましたが、そこで各自が身につけた柔軟な働き方、コミュニケーションの強弱のつけ方は、多拠点展開でも活かしていきたいです。

それまで、ちょっとしたコミュニケーションを糸口に、多くのアイデアを生み出してきた私たちにとって、ぱっと雑談できないリモート環境が最初は本当に辛かった(笑)。

でも逆に、雑談のためにわざわざビデオ会議を開く必要性を感じたり、逆に、事務的な作業はチャットのみでささっと完了できるになったり。「大切な話は対面で行なうべき」というようなセオリーも見出せることができました。ある意味、大阪オフィス開設前の予習にもなったんじゃないかと思っています。

各地に“エッジ”を効かせていくことが、スリーシェイクならではの価値提供

――最後に。大阪という地で、スリーシェイクとしてどんなインパクトを残していきたいと考えていますか?

吉田:東京でもかなりエッジが立っている企業だと自負しているので、大阪に限らず他の地域でも最先端の技術やトレンドを提言できる、そんな存在を目指したいです。例えば、企業に向けてコンサルティングをする、カンファレンスに登壇して発信する、など方法はいくらでもあります。

私たちの提言が「地方の企業のインフラやデータエンジニアリングの技術ががらりと変える」契機となる。そうした動きを創り出していくことで「インフラをシンプルにしてイノベーションを起こす」「テクノロジーを価値に変え、社会の根幹を支える」というスリーシェイクが掲げるミッション、ビジョンにも近づけていけるんじゃないかなと。

手塚:こうして吉田さんのお話を聞いていて改めて実感するのは、スリーシェイクは、自分が学生時代に「大阪にあったらいいな」と思っていた企業そのものだということです。元気なスタートアップ企業を招き入れること自体が、関西在住のエンジニアにとっては相当なインパクトになるんじゃないでしょうか。

「技術力があっても、それを思うように活かせなかったり、表現する場がない」。採用面接をしていて、そんなジレンマを持つ人が想像以上に多い印象を受けました。と同時に、「スリーシェイクと相性の良さそうな人も多いな」と。

この地で同じ思いやスピリットを持つ仲間をどんどん増やしていき、スリーシェイクの持つインパクトをさらに強めていけたらいいなと思っています!

――吉田さん、手塚さん、ありがとうございました!

written by CASTER BIZ recruiting

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